みなさんこんばんは!
とうとう今年度も終わりですね。4月から新たな気持ちで新年度を迎えたいものです。
さて、みなさんは仮想通貨に対してどんな印象をお持ちでしょうか。
2017年に大暴落して、資産を失ってしまう!手を出してはダメ!という、なんだか怪しいと考えている方も多いのではないでしょうか。
実際私の周りでは、ほとんどの人がビットコインを持っていません。
昨日カード会社の『VISA』が、仮想通貨の米ドルステーブルコイン「USDC」による決済を開始したというニュースが流れて、ビットコインがまた急上昇しています。
(ステーブルコインとは、米ドルに連動した「取引価格が変動しない暗号資産(仮想通貨)」のことです。)
これは何を意味するのでしょうか…
世界中で使われているVISAカードが仮想通貨を取り入れたということは、これから私達の生活にどんどん入り込んで、仮想通貨は当たり前になってくるのではないかと私は考えています。
今日はそんな仮想通貨に対して、ビットコインとは?ブロックチェーンとはなんぞや?という初心者の方に向けて、分かりやすく解説していきたいと思います。
目次
1. ビットコイン/ブロックチェーンとは?
① お金とは
② 中央集権社会について
③ ビットコインの哲学
2. ビットコインのリスク
① ビットコインの仕組み
(1) ビットコインの作り方
(2) 供給量
② 51%攻撃
③ サトシナカモトの100万枚問題
④ 量子コンピューター
⑤ マイナーの淘汰
3. まとめ
ビットコイン/ブロックチェーンとは?
ビットコインを手に入れる前に、ビットコインがどのようにして資産価値があるのかを理解しなければ、大事な資産を投資することはできません。
まずは今私達が持っているお金と比べて考えていきたいと思います。
① お金とは?
お金には、
- 交換機能→ものやサービスと交換できる
- 価値尺度機能→いくらの価値があるか、値段をつけられる
- 資産価値の保存→貯めることができる
の役割があり、ビットコインは価格変動が激しいので、まだ交換や価値尺度までは浸透していません。
(しかし世界的なシェアをもつ電子決済の大手PayPalや、ステラ・モーターズ社CEOのイーロン・マスクは、ビットコインで自社の商品を購入できることを発表。これからますますビットコインで決済が可能になるはず)
ビットコインは特に、資産価値の保存で法定通貨をしのぐと言われるほど注目されています。
② 中央集権社会について
なぜ円やドルなどの法定通貨より価値があるのでしょうか。
私たちのお金は、中央銀行(日本銀行)がただの紙に、”お金”という信用を与えて支えられています。
そして中央銀行は、金融政策により通貨量の調整や金利の上げ下げを行います。つまり、経済は中央銀行のコントロール下におかれているということ。
これを中央集権といいます。
歴史をみると、天皇制や幕府、ヨーロッパでは絶対王政などがそうでした。
この中央集権社会の弱点は、ピラミッドの頂点が崩れたら、
ピラミッドそのものが崩れるということ。
江戸幕府は、徳川家が政権を新政府軍に明け渡したため、武士の時代は終わりました。
現代でいうと、会社も中央集権的社会といえます。
それでは、中央銀行のセキュリティーが破られ、世の中の貨幣の総量がわからなくなったらどうでしょう。
私たちが預けている銀行のシステムがハッキングされ、預金が証明できなくなったらどうなるのでしょうか。
1970年代のオイルショック時は私はまだ生まれていませんが、同様な大混乱になるのは想像に難くありません。
もちろん銀行は厳重なセキュリティーに守られていますが、インターネットに支えられた中央集権的社会は、常にセキュリティーが突破された時の危険性を帯びています。
③ ビットコインの哲学
これと正反対の思想が、ブロックチェーン ・「分散型台帳技術」になります。
私達が信用している銀行や政府といったたった一つのデータと違って、
ブロックチェーンは全員がデータを持っていて、過去の記録や自分以外の全ての記録を見ることができます。
万一データが改ざんされたとしても、みんなの台帳を見比べて多数決が採用され、
複数のものを信用する仕組みになっており、改ざんされにくいとされています。
という考え方と、
という、真逆の発想から生まれているわけですね。
私はこの考え方にとても共感できたんですよね。
いわば思想・哲学になってきて、日本円を持ち続けることだってリスクになるんだったら、少しくらい持っていた方がリスク分散になると思ったわけです。
でもビットコインも完璧な訳ではありません。
まるでSF映画のようですww
明日はさらにビットコインのリスクについて考えてみたいと思います。
みなさんおやすみなさい。