みなさんこんにちは!
お久しぶりです。お元気ですか??
いつの間にか6月!!!
もう今年も半分近く来てしまったのですね。。
歳を重ねるほど時間の流れが早く感じられて恐ろしいです。
私は相変わらず、4月から2年生に繰り上がり学びの日々を過ごしています。
昨日、我らの中央工学校で名イベントと言われている、
建築家を招いての講演があったので、折角の機会でしたので参加してみました。
中村竜治さん
- 法政大学工学部建築学科卒業
- 1999年 東京芸術大学大学院修士課程修了
- 2000~03年 青木淳建築計画事務所勤務
- 2004年 中村竜治建築設計事務所設立
日本の建築家。中村竜治建築設計事務所主宰。 住宅、集合住宅、店舗、など新築、増改築や内装の設計を全般的に行っている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大変貴重なお話を授業前に聞けて、モチベーション爆上がりでした。
中村さんご自身がデザイナーで、手にかけられた建築、企画されたものは本当にアートそのもので、建築も人によってはこうも進化するのかぁ〜と眼から鱗、いや、本当に目頭が熱くなりました。
テーマは『何かと何かの間』。
曖昧なボーダーラインを作ることによって
それを使う人が受動的ではなく能動的にそこの空間を作っていく。
例えば神戸市役所のロビー改装。。
改装前はエレベーターホールから待合室、奥に喫茶店とどこにでもあるようなロビーの配置を、
- 全て高さを揃え、椅子と机の区別をなくし、使い方によってその都度異なる機能が立ち現れるようにしている。
- 個々の平面を長方形と楕円形の中間ぐらいの形とし、配置や使い方の方向性が無くなるようにしている。
- 使われた様々な地元産木材の樹種名を天板側面に焼印し、質感と名前を結び付けて感じられるようにしている。
上から見るとこんなかんじ。
喫茶店もエレベーターホールも待合室も全部取っ払って、
真ん中に一つだけ動かせない彫刻が立っています。
今まで思考停止で動いていた動線が、この椅子かテーブルかわからない台を自由に動かしてもらうことによって、どう使うか、過ごすのか考えさせられるという仕組み。
コーヒーを横に置いて読書したり
少し休憩して荷物をおいたり
向かい合わせで打ち合わせしたり
並んでおしゃべりしたり。
一列に縦に並べて集合したり
大きく円にして一周してみたりと、
一度として同じ表情にならないロビー。
木材は神戸六甲山の多種多様な木を使い、何の木かわかるように種類を焼印。
削ぎ落とせるもの全てなくし、極限までシンプルに。
しかしそこで過ごす人のことをよく考えられていて、本当に素敵でした。
ちなみに神戸市役所1号館1階市民ロビーは2020年のグッドデザイン賞に選ばれていました。
何かを通して社会に貢献されてる姿って、胸を打ちますね。
みなさん良い週末をお過ごしください☆☆☆