みなさんおはようございます!
とうとう4月になりました!なんとなく襟を正したくなりますね。今年度もよろしくお願いします!
さて、昨日ブロックチェーンについて書きました。ブロックチェーンがよく分からない方はこちらも参考にしてみてください。
目次
1. ビットコイン/ブロックチェーンとは?
① お金とは
② 中央集権社会について
③ ビットコインの哲学
2. ビットコインのリスク
① ビットコインの仕組み
(1) ビットコインの作り方
(2) 供給量
② 51%攻撃
③ サトシナカモトの100万枚問題
④ 量子コンピューター
⑤ マイナーの淘汰
3. まとめ
今日は2のビットコインのリスクについて考えていきたいと思います。
2. ビットコインのリスク
① ビットコインの仕組み
(1) ビットコインの作り方
ビットコインは、世界中の取引記録が1つのブロックに記録されていき、このブロックは10分間に1つ、1MB (メガバイト)で生成されています。
このブロックが鎖のように繋がっていくので、ブロック・チェーンと呼ばれています。
この記録は誰が記録しているかというと、マイナーと呼ばれる人達で、マイニングマシーンというスーパーコンピューターを使い、物凄い速度でブロック取引を記録しています。
そしてマイナーがブロックに取引記録する際、超難問の計算問題が出題されるようプログラミングされていて、この問題はマイニングマシンでちょうど10分位で解けるようになっています。
この問題はブロックが長くなるにつれて難易度が上がり、世界で一番最初に解けたマイナーに、報酬としてビットコインを入手できる仕組みになっています。
(2) 供給量
ビットコインの発行枚数は2100万枚までと決まっています。ビットコインが市場に出回りすぎて希少性が下がり、価値も下がってしまうことを防ぐためです。現在89%の1860万枚が生成されています。
また4年に1度のペースで半減期というものがあり、マイナーが獲得する報酬が半分になります。2020年5月12日に3度目の半減期を迎え「12.5BTC」から「6.25BTC」へ半減しました。
ちなみにこの4年に1度というペースですが、4年という期間で定められているわけではなく、ビットコインのブロックチェーンにおいて21万ブロックが生成されるごとに半減期が訪れます。1ブロックが生成されるのに約10分かかるため、10分x21万ブロックで約4年となるわけです。
② 51%攻撃とは?
ブロックチェーンは複数のデータを採用するので、もし改ざんしようとしたら、過半数である51%のマイナーを集めて改ざん記録をしなければなりません。
しかし、世界中どこにいるかもわからないマイナーと手を組んで、51%も集めることは不可能に近く、
また、改ざんするには、過去の全てのブロックのデータも改ざんしなければなりません。
ただでさえ新しい難題を10分で解かなかればならないのに、過去の全てのデータも10分以内に書き換えるのは無理ですよね。
このように、
と、改ざんされないよう細部に渡って工夫されているわけですね!このプログラムは変えられません。
③ サトシナカモト 100万枚問題
2008年、サトシナカモトは電子通貨ビットコインに関する論文を発表し、2009年にはビットコインのソフトウェアをネット上に発表。ビットコインの最初の採掘を行い、運用が開始されました。
このサトシナカモト。日本人なのか誰なのか、未だに正体不明です。
ブロックチェーンは過去のデータも見れるため、このサトシナカモトが全体の4%の100万ビットコインを所有し、未だにウォレットから動いていないことが分かっています。
この100万ビットコインが売られてしまったら、ビットコインの価格は大幅下落するリスクがあります。
もしそれを想定していて、正体も明かさずじっとその時を待っているのだとしたら…
サトシナカモト天才か!!!
なんか映画みたいじゃないですか?もし売られたとしても、私なんかはワクワクしてしまいます。
長くなりましたので、明日はビットコインのリスク後半を見ていきたいと思います!