書道

物事を全体像でみると、大体の悩みは解決する。

 

 

みなさんこんにちは!

 

1月第三週が始まりました。
空気は冷たいけど、カラッとよく晴れて
乾燥が気になりますね。

 

今日から旦那さんは大阪出張。
ももとの一週間、大事に時間を使いたいです。

 

今日は書道の展覧会へ行ってきました。

私は青硯書道会という会に所属していて、
青硯展という展覧会が、北千住のシアター1010
で開催されていました。今日で最終日だから、
絶対行かなきゃと思って午前中に行ってきた
わけです。

 

大変勉強になるものばかりで、私も大きい
半紙(半切)に書いてみたい!もっともっと
上手くなりたいとやる気がみなぎり、沢山
足を運んでいいものを見て、目を養わなけ
ればと反省しました。。

というのも、今まで書道の展覧会を見ても
何がいいのかぶっちゃけわからなかったん
ですよね…

美術館の横で時々開催されていて、おまけに
覗いてみるけれど、量が多すぎて疲れちゃう
し、どこが凄いのかまず分からないし、私で
も書けるんじゃないかくらい図々しくおごっ
ていました。

これがとんでもない勘違いと気付いたのは、
恥ずかしながら最近です泣。

日常の忙しさに追われると、私たちは物事の
目先しか考えてないし、見えていない。

目先の事実によってのみ感情が動いて、嫉妬
や妬みが生まれたりする。

これはとても損だなと、最近よく感じるんです

 

物事の全体像を見通して初めて、今どこの位置
にあるのか。これを把握すると、今までわから
なくて素通りしていた沢山の発見を見逃すこと
になります。

書道でいえば、私は忙しさにかまけて、先生の
お手本通りに書き、提出期限を守ることで精一
でした。字は上手くなるかもしれないけれど、
終着点を考えていないので、それ以上の学びは
なし。思考停止状態。

でもコロナ禍で時間ができ、お手本以外に勉強
し始めると、中国5000余年前から字は生まれ
書家が誕生し、様々な字体が出来上がっていく
過程をみると、今書いている字はどのくらい古
いのか、この字体はどの書家の基本なのか、
新しい字とは何か、自分の個性は何か、など、
とても深く考えられるようになりました。

 

書道は歴史があるので正解がわかりやすい
ですが、これはどんな事象にも当てはまる
ことで、物事には必ず過程がありますよね。

まずアイデアが浮かんで、計画をたて、行動に移し
試行錯誤を繰り返して結果に結びつく。

こんな当たり前のことが、結果だけを見て抜け
落ちてしまう。

演劇もそうでした。

芝居は私の人生の中で一番時間を費やしている
ので、深いところまで理解できるようになりま
したが、それは演者としてだけのこと。

世界の、日本の、東京の、演劇の、劇団の、
演者というとても狭い世界にいるということ
がわかっていませんでした。

もっと広く深く全体像を掴むと、今ある悩み
の解決策が、少なくとも今立ち塞がっている
問題は、どの過程で次のゴールはどこなのか、
これを解決するには何が必要か、何を削るか、
何を変えてみるべきか、シンプルに分かるよ
うになる。

 

世界は広いと言いますが、大人になっても
忘れちゃうんですよね。

今見えている世界が、実は第一章の3幕の
5場にとどまっていないか、今一度疑うこと
を忘れず、モノゴトを深く考察できるように
なりたいです。

 

ちなみに写真は先生の作品。

先生は現代かなが秀逸なのですが、どうして
秀逸なのかを考えると、字の配置が斬新で、
線は抜けて洗練されているということが分か
りました。自分の気づきこそが、自分の宝物
になるのだ!!日々発見です。

 

 

 




ABOUT ME
hana
大学在学中、世界一周したのち 2004年劇団俳優座に入団。 舞台を中心に俳優として活躍。 2015年に結婚。現在は建築士を目指し、 日々勉強中。 趣味・読書、料理、散歩、 映画、お酒、旅など

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